なぜ売上と入金が違うのか

Shopify公式の「Shopify ペイメントのアクティビティレポート」は、残高の動きを確認する資料です。 公式にも、このレポートは会計目的の収益計算書ではなく、注文に基づく財務レポートとは 合計額やタイミングが異なる場合があると説明されています。

つまり「8月の売上」と「8月に銀行へ入った金額」をそのまま比較しても、 差額の原因を特定できません。照合の最小単位は、銀行への入金に対応するpayoutです。

実際には取引種別が多いため、売上だけでなく、返金・異議申し立て・保留・各種調整を含めて確認します。

差額の主な原因

決済手数料

顧客が支払った総額から処理手数料などが差し引かれるため、銀行入金は売上総額より小さくなります。

返金・異議申し立て

過去の注文に対する返金、チャージバック、その関連手数料や取消が、現在の残高に反映されることがあります。

調整・保留

手動またはシステム調整、留保金、リスクによる保留とその解除など、売上ではない残高変動があります。

期間と支払いタイミング

売上日、決済日、payout確定日、銀行着金日は一致しません。月末をまたぐと月次合計の差が大きく見えます。

外部の決済方法

Shopify Payments以外で処理された決済は、Shopify Paymentsのアクティビティレポートに含まれません。

レポートの更新待ち

公式ヘルプでは、アクティビティレポートにデータ遅延がある場合も案内されています。直近分は時間を置いて確認します。

入金1件を手作業で照合する手順

  1. 銀行明細から1件だけ選ぶ

    月全体ではなく、日付と金額が確認できるShopify Paymentsの入金を1件選びます。

  2. Shopify管理画面で対応するpayoutを開く

    管理画面の支払い情報から、銀行入金と同じ金額のpayoutを特定します。必要に応じて、そのpayoutの取引をCSVで出力します。

  3. 取引種別ごとに分ける

    売上、手数料、返金、異議申し立て、調整、保留などに分け、各取引のgross・fee・netを確認します。

  4. netの合計とpayoutを比べる

    対象取引のnet合計がpayoutの純額と一致するか確認します。合わなければ、期間・通貨・外部決済・更新待ちを先に見直します。

  5. 照合結果を保存する

    元CSV、計算表、銀行明細との対応を残します。あとから返金や調整を追えるよう、payout IDも記録します。

マネーフォワードへ移す前の確認

マネーフォワード クラウド会計へ仕訳を作る前に、payoutの内訳合計と銀行入金が一致していることを確認します。 一致しない状態で仕訳を作ると、差額の理由が分からないまま帳簿側へ持ち込むことになります。

  • payoutと銀行入金が1対1で対応している
  • 各取引のgross・fee・netを保存している
  • 返金・異議申し立て・調整を売上と分けている
  • 勘定科目と税区分は、自社または専門家が決めた対応表に従う
  • 合わない入金は、原因が分かるまで登録を止める

直接データ連携終了後の手入力・CSV・外部ツールの違いは、 Shopifyとマネーフォワードを連携する方法 で整理しています。

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Kaikeiは、payoutの取引を分解・検算し、一致した場合だけマネーフォワードへ仕訳連携することを目指しています。 マネーフォワードの実API操作は確認済みですが、実店舗のpayoutでの照合はまだ実証できていません。

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参考にした公式情報